事例紹介:「東京へリポート(江東区)のアスベスト除去工事」

アスベスト使用面積は67㎡。
昭和40年代に建てられている建物なので、当たり前のようにアスベスト(石綿)が使用されています。
「東京へリポート」の工事は、このアスベスト(石綿)と下地のラスボード&木下地を全て除去します。(アスベスト除去の詳細工程はアスベスト除去工事の流れをご覧下さい)
1.アスベスト除去工事の準備
アスベスト除去工事の最初は、養生からです。

床は0.15mmのプラスチックシートを2重に敷きます。
壁は0.1mmを天井から垂らします。継ぎ目はアスベストが外に出ないようにガムテープでしっかりと止めます。
この養生が完了すると、当りはかなりビニールのにおいが漂います。職人さん曰く、夏場はビニールハウス状態になり、1時間も連続作業は出来ないそうです。
次に作業区域(アスベスト除去現場)と区域外を仕切る部屋を作ります。

これは、アスベスト除去作業者が区域外に出る時に除去作業で付着したアスベストを取り払うための部屋で3段階に分かれてます。
まず1部屋目で作業者は防護服を脱ぎます。
2部屋目で付着したアスベストを落とす為にエアーシャワーを浴びます。(クリーンルームと呼ばれています)
そして最後の部屋は区域外に出る前のワンクッションとなります。
次にアスベスト除去の際に必要となるアスベスト浮遊空気濃度測定を行ないます。

施工前・施工中・施工後のそれぞれ大気中にどれだけアスベスト(石綿)が浮遊しているか濃度を測定します。
設置場所は、室内と建物外(4ヶ所)に設置して測定します。
今回のアスベスト除去は2工区に分けて施工するため、合計22ヶ所のサンプリング調査を行いました。
サンプリング調査は、測定器を床面より140mmの高さにに設定し、室内は1時間、室外は4時間測定します(ただし施工中の測定は5分間です)。
写真は室外用測定器のフィルターです(直径5~6cm)。ここで吸引された空気の濃度を測定します。

ちなみに、アスベスト浮遊空気濃度測定の結果は2週間以上かかります。
写真はアスベスト除去作業をするときの防護服です。(アスベストが入らないよう厳重な防護服です)

ツナギのように上下頭が一体の服で、その上にマスク、手袋を付け、靴をスッポリ覆う靴下のようなものを履きます。最後に手首とマスクの廻りにテープを巻いて密閉していました。
この防護服で作業現場に入りますが、退場する際は、防護服についたアスベストを取り払うためクリーンルームを通らなければ、作業区域外には退場することは出来ません。

アスベスト除去工事の作業区域から区域外に退出する際は、先ず更衣室に入り、アスベスト(石綿)が飛散している保護服を全て脱ぎます。(この保護服は使い捨てです。安い見積をする業者は、防護服を使いまわしている可能性があるかもしれません)
次に、体にアスベスト(石綿)が付着している可能性があるのでエアーシャワーを浴びます。

こうして、ようやく前室を通り区域外に出られます。
ここまでの工程が、アスベスト除去工事の準備になります。(非常に手間のかかる作業が多いのが分かると思います)
2.アスベスト除去工事
通常の解体作業と変わりないように見えますが、資格(石綿作業主任者)を取得した責任者による厳しい監理のもとでしかこの除去作業は行えません。

アスベスト除去工事後は、養生シートに飛散防止の目的のために浸透凝固タイプの抑制剤を噴霧しなければなりません。
最終的に、養生シートや着ていた保護服などもアスベストと同様に「アスベスト専用回収袋」に2重梱包し、特別産業廃棄物として処分します。

いわゆる通常の工事と変わらない部分もありますが、健康に重大な被害を及ぼすアスベストが飛散している事を考えると、作業員の緊張感は非常に高い工事になります。
3.アスベスト除去工事の後片付け
さて、アスベスト除去工事の最後は後片付けです。
除去したアスベストを最終処理するための作業工程になります。
一般的な工事の後片付けとは違い、運搬方法にも気を使う工程になります。
最近、低価格でアスベスト除去工事を請負うアスベスト除去業者が増えていますが、この工程を手抜きしていなければ・・・と少し心配になります。
アスベスト除去工事は、この後片付けで手を抜くと、元も子もなくなりますので、発注の際は、よくよくアスベスト除去業者を見極めて欲しいと、心より願います。
少し、余談が長くなりましたが・・・2重梱包されたアスベストは静岡県浜松市呉松町にある最終処分場に持込まれました。

アスベストの収集・運搬は委託契約を結んだ専門業者でなければなりません。処分場ももちろんアスベストの搬入が許可された場所です。
アスベストの廃棄物は今のように処分し続けると、後5年で処分場が無くなるのではないかと言われています。
処分の方法を国土交通省でも検討されていますが、処分費用の値上がりが予測されます。
以上の工程が「東京ヘリポート(東京都江東区)」庁舎2階のアスベスト除去工事でした。
アスベスト除去工事の実際の工程が分かりましたでしょうか?
アスベスト除去ネット(東京 神奈川 千葉 埼玉)
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※本日のフリーダイヤル受付は大槻ホームが担当しています。
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